2016年05月14日 17:26:06(土)
頭皮環境
こんにちは
明石店の松田です
今回は頭皮についてお話したいと思います。
では、そもそもフケとは何か?
髪から発生する、ティッシュを小さく千切ったような、細かい白いフケ。不潔なイメージだけは定着していますが、そもそもこれの正体はなんなのでしょうか。
実はフケは、頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたものです。通常、人間は頭皮だけに限らず、皮膚のある部分は全て、一定の期間で皮膚が生まれ変わるターンオーバー機能が備わっているので、古い角質細胞が剥がれ落ちること自体は、おかしな話ではありません。
しかし、正常にターンオーバーがなされているときに剥がれていく角質細胞は、肉眼ではとらえることができないほど小さなものです。しかし、フケとして目に見えるようになるほど大きな角質細胞が剥がれ落ちているのは、正常なターンオーバーができていない証拠なのです。
髪の毛に隠れているせいで見落としがちですが、頭皮も顔と一枚の皮でつながっている皮膚ですから、正常にターンオーバーができなければ、肌トラブルを引きこすのです。ですから、フケが出たら、それは、そこから別の頭皮トラブルに発展する可能性のある警告とも言えるので、たかがフケだと侮ることは危険です。
フケの原因とは?
ではなぜ、頭皮は正常なターンオーバーができなくなっているのでしょうか。
それは、様々な原因があげられます。かゆみと同じく、頭皮が乾燥することで機能が低下しているせいかもしれません。あるいは、過度なブラッシングや爪をたてて洗髪することで、頭皮に傷ついていることも考えられます。合わないシャンプーや、パーマ液やカラー液で、炎症を起こしている可能性もあります。
また、そういった外的な要因だけでなく、実は、内的な要因も関係しているかもしれません。たとえば、睡眠不足やストレス、疲労といったものも、皮膚のターンオーバーを妨げる要因になりますし、食生活が乱れている場合も、同じことが考えられます。
ですから、何をしてもフケが出る方の中には、「フケが出る体質なのだ」と捉えている方も多いようですが、こういった日常生活を見直すことで、その体質が改善される可能性もあるのです。
松田