2016年03月23日 1:43:29(水)
加齢臭は、女姓にも…
こんにちは〜大津店藤田です。
お父さん達独特の悩み、と思われていた加齢臭。
ところが近年、女性でも加齢臭に悩む人が増えてきています。
特に頭皮からの加齢臭は女性にとってはとても気になる問題です。
加齢臭の主な原因は、皮脂に含まれるヘキサデセン酸から分解されるノネナールという体臭成分です。
ノネナールの量は年齢とともに増加し、特に男性の場合は40代から、女性の場合は閉経後に急増すると言われています。
もともと女性が男性に比べて加齢臭がきつくない理由は、女性ホルモンが皮脂の分泌を抑える働きをしているためです。
しかし、この女性ホルモンが年齢を重ねていくとともに減少し、男性ホルモンが優位になることで皮脂が増え、これによって頭皮の加齢臭も強くなってしまいます。
年齢に関係なく、ストレスや不規則な生活によってそのバランスが崩れると若い女性であっても加齢臭がすることがあります。
では、加齢臭を抑えるためにはどうしたら良いのでしょうか。
①過剰な皮脂の分泌を抑える
まずは過剰な皮脂の分泌を抑えることが最も効果的です。皮脂の過剰分泌を抑えながら、頭皮の毛穴に詰まった皮脂もキレイに洗い流すことがポイントになります。
しかし、皮脂を少なくしようと朝晩シャンプーを繰り返して洗い流していくと「皮脂が欠乏した状態にある」と身体が判断して、皮脂を増やす働きが活発になるおそれがあるのです。
さらに、シャンプーのしすぎによってパサパサの髪になってしまう恐れもあります。
②シャンプー後は丁寧に洗い流しましょう。
頭皮のにおいというのは皮脂やフケに付着した雑菌が繁殖することによって引き起こされるものです。
そのため、皮脂の分泌を抑えたり、フケの発生を防ぐことが大切です。
洗髪の方法として、気をつけるポイントは3つあります。
「爪を立てずに指の腹で洗うよう
にする」
においの元となる頭皮の細菌の繁殖は、多くの場合かゆみを伴います。
頭皮がかゆくなると洗髪をしているときにも爪を立てて洗う人が多いと思われますが、爪を立ててしまうと頭皮に傷が付いてしまって、それが原因で更に炎症を起こしてしまうことがあります。
そうなると頭皮を治すために過剰に細胞分裂を行ってしまい、フケを大量に発生させることになってしまいます。
「キチンと洗っているのにフケが出る」という方は、このような悪循環に陥っていることが多く、洗っているつもりで頭皮を傷つけているのです。
「洗髪をしすぎない」
洗髪をしすぎてしまうと頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。そうなると脳は必要な量の皮脂を分泌しようと今まで以上に皮脂を分泌する命令を出してしまいます。
清潔にしているつもりが、かえって皮脂の分泌量を増加させてしまい、においを発生させる原因となっているのです。シャンプーは1日1回、優しく丁寧に行うことが大切です。
「キチンと洗い流す」
シャンプー後はキチンと流すようにしましょう。
シャンプーが頭皮の毛穴に残ってしまい残留物が皮脂を酸化させ、においの原因となってしまいます。
また、刺激が強いシャンプーを使っていると、毛穴にダメージが残り頭皮のにおいだけでなく、抜け毛や薄毛へと悪化させてしまうこともあります。
私たちが考えている以上に頭皮というのはダメージに弱い部分です。また、汗を分泌する汗腺が多いために皮脂が溜まりやすい部分でもあります。
汗をかきやすい季節には、しっかりシャンプーして、加齢臭からサヨナラしましょう。